出版事業数と出荷額の動向

昔から出版業は好不況の影響はあまり受けないと言われてきた。しかし、最近では、商業活動の動向がチラシ印刷の需要に変動を与えたり、証券市場の動静が株券印刷などに反映している。よって、景気の動向に大きく左右されるようになった。国内産業では最も多い事業数である。経済産業省「平成26年工業統計表産業編」の推計では、印刷・同関連業の事業数は11664で、製造業計202410のうち5.8%を占めている。これは、産業中分類24業種では、上位6番目に位置している。同年の従業者4人以上の事業所産出事業者数上位30品目を見ると、オフセット印刷物は、7113事業所で1位である。技術は異なっても、印刷・同関連業は、製造業の中では、多くの産出事業数を誇っている。国内では、以前主要産業の地位を維持している。また、同年の従業員数は268880人で対前年比2.8%の減少になっている。平成26年の工業統計調査では、従業員4人以上の印刷・関連業の出荷額は46476億円で、前年度に比べて006%とわずかだが、増加している。しかし、これは紙以外への印刷が微増したものである。紙のオフセット印刷の出荷額では前年度に比べて0.8%の減少である。都道府県別でみると、最も多いのが日本の首都・東京である。2位に埼玉県、3位に大阪府である。出版業や印刷業の特徴として、昔から発注者との間で原稿のなど密接な連絡が不可欠である。それに、納期が重要な要素になっている。このようなことから、消費地近接型の製造業と言われている。