現代の出版業界 印刷物の種類と市場

印刷製品の類型は、経済産業省による印刷製品別生産金額の統計表で7つの分野に分けられている。出版印刷、商業印刷、証券印刷、事務用品印刷、包装印刷、建築材印刷、その他印刷と分類されている。この中で生産金額の割合が1番大きいのが、チラシ、カタログ、パンフレット、ポスターなどの商業印刷である。最近では全体の約33%を占めている。次に多いのは、出版印刷である。これは、書籍、雑誌、社内報、名簿を含むページ物がある。近年では、出版不況の影響で約28%と生産額が減少している。しかし、この2つの分野で印刷製品全体の60%になる生産額である。次は、包装印刷である。これは、紙器、包装紙、ショッピングバッグ、美粧段ボールなどの軟包装やプラスチック容器などのパッケージ全般にかかっている。包装印刷環境対応もあり、減量化と低コスト化によって、総量・金額とともに減少傾向にあった。しかし、最近は食品を中心に、一次容器化やフィルムなどの新素材への転換も進んで新しい需要を生んでいる。次に各伝票、ビジネスフォーム、ノート、封筒、名刺、案内状などの事務処理や記録・保存に必要な事務印刷になっている。オフィスであまり紙を使用しなくなったため、減少傾向にある。この他にも建築資材用の印刷や証券印刷などがあるが、近年では新素材への印刷が増えている。