統計上の分類・現状との差異

出版産業は、5業種で構成されている。印刷業、製本業、印刷加工業、印刷関連サービス業の5つである。しかし、統計上では、紙へのオフセット印刷や凸版、凹版、紙以外の印刷や製版、製本、加工、印刷サービスと細かく分類されている。最近では、パッケージやフィルム印刷など紙以外への印刷が増加している。昔、事業所数や従業員数では、オフセット印刷を主要とし、製版業、製本業などが続いていた。しかし、印刷の全工程でデジタル化が進んだ。製版業においては、DTPなどの進展が加速し、工程が少なくなってきている。また、製本業も機械による自動化で従業員が減少している。さらに、デジタル化により、これまでの作業工程と分業体制がボーダーレス化した。商品・サービスも多岐にわたってきている。ダイレクト印刷機を製版業や製本業が導入し、印刷通販に参入しているところも増加した。このようなことから、統計が実態を反映しない場合も出てきている。